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Keith K6EIE 

昨日、Keith K6EIEから分厚い封書が届いた。

彼はリタイアして、山奥深いところに一人で住む80歳の比較的なニューカマー。

3ページに渡る丁寧な手紙に、今月初旬14メガで交信した際に、彼のコールをうまく打てずに申し訳なかったということから書き始められていた。

彼の生い立ち、それに山間部に移住してから、心臓の発作を起こした。電話もネットもうまくつながらない場所なので、家族から都市部に戻るように言われた。だが、山のなかの美しく平和な生活が気に入っていたので、どうしたものかとアマチュア無線をしている高校時代からの友人に相談した。すると、アマチュア無線をしてみたらどうか、と勧められた。さすがにフォーンパッチはもう殆ど行われていないが、リピーターを用いて他の地域と連絡が取れるようになった。

8年前71歳の時に、ジェネラル級まで取ることができた。そして2年前、CWに関心を持ち運用を始めた。だが、送信に際して、K6EIEと打っている積りなのだが、KT5EIEと受信されてしまう、とあった。恐らく、緊張または加齢現象による振戦のためにパドルを思うように操作できないのではないか。ゆっくりにして繰り返し練習することと、パドルの接点間隔を適正に調節する必要があるのではないか、と申し上げた。

さらに、受信では、まだ各々の文字がすぐに受信できないことがある。そして受信できたとしても、単語の最初の数文字を追ったところで、次の文字群に入るときに、最初の文字群を忘れてしまう。どうも、筆記受信をなさっている様子だった。これには、いつもの返答で、単語の最初の一部の文字群を受信したときに、文章の文脈からその単語を推測すること、意味をできるだけ早く理解すること。そうすると、全体像が見えてきて、過去の受信文の正誤もチェックすることができる、と申し上げた。ヘッドコピーの勧めである。

80歳となると、こうした訓練が、とても大変なことはよく分かる。CWは言語とは違うが、新たな言語を習得するのに必要なほどの努力が必要なのだ。Keithは、それをすべてではないが、習得しつつある。その意志と習得なさったことに感銘を受けたと正直に返信に記した。

これまで599 TUの交信しかしてこなかったが、私のQRZ.comの文章を読み、コミュニケートをすることを目指したいとのことだった。

彼の真摯に努力なさる姿に教えられるところ大であった。海外の友人には、日本の免許制度が一部の政官業の人間の利権の源として利用され、日本のアマチュア無線制度が徐々に死に絶えて行く過程にあることを、いつも伝えるのだが、彼には、それを言うことは止めにした。これだけ熱心にCWにチャレンジなさっているのだから、夢を抱いて頑張ってほしいと思ったからだ。米国では、きわめて簡素かつ安価に免許を受けることができ、資格に許される運用はすべて可能だ。日本とあまりに違う。日本の規制が張り巡らされ、意味のない保証認定制度、そして検査制度があることなど、彼には理解できまい。日本は、ガラパゴスなのだ・・・。彼には、これからCWを大いに楽しんでもらいたいと書き送った。

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