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口座手数料を取られることになる 

銀行の経営が危ない。特に地銀は、4割が赤字になっている。

その要因は、複数あるようだが、基本的には(特に地方で)融資需要が減っていること、利率低下が収益を圧迫していることなどこがあるようだ。さらに、キャッシュレス化も、銀行という業態が不要になる構造的な変化を生じさせている。

中央では、大企業が内部留保を貯めこみ、融資を受ける必要が少なくなっている。地方では、地方経済の衰退により信用リスクが大きくなっている。金融緩和策に行き詰まり、マイナス金利まで採用したことも大きい。これらすべて、政治の失敗が大きな要因になっている。

株価高は、官製相場であることは、明らか。

異次元金融緩和の副作用がこれから明らかになってくる。

以下、日経を引用~~~

地銀の4割が本業赤字に、18年度
2019/8/28 23:00

金融庁が地方銀行の経営改革に大きく踏み込む背景には、小規模行を中心に業績悪化に歯止めがかからないという危機感がある。このまま放置して事業継続に黄信号がともれば、金融システムを揺るがす問題にも発展しかねない。

金融行政方針では地銀の業績不振が一段と深刻になっている現状も浮き彫りになった。金融庁の集計によると、2018年度に地銀が貸し出しと手数料収入で得た本業の利益は105行の約4割で赤字だった。このうち5期以上連続で赤字の銀行は前年度より4行多い27行で、全体の約3割に上った。本業で稼ぐ力が回復せず黒字転換できない状況が続いている。

超低金利で貸し出しから得る利ざやが縮小しているのに加え、融資先の貸し倒れに備えて引き当てる信用コストの負担が重くのしかかる。融資残高に占める信用コスト額を示す「信用コスト率」は17年度以降は上昇が続いている。

バブル崩壊後の金融危機で不良債権が膨らんだ時期に比べれば低いが、金融庁は経営のリスク要因と分析。投資信託など有価証券の売却で利益を補う余力も限界があるとして「益出しで将来にわたり継続的かつ安定的に収益をあげることは困難だ」と警鐘を鳴らした。

~~~引用終わり

銀行の経営に大きな影響を及ぼす要因二つ。地銀は、信用コストの増大、都市銀行はローン担保証券CLOの買い入れ。CLOは基本的に、リーマンブラザース破綻による金融危機をもたらしたサブプライムローンと同じ構図。

体力の弱った銀行が、これらにより経営を圧迫されたら、破綻するところが多数出てもおかしくない。

口座手数料を銀行が取り始めると言われている。口座手数料のかからないゆうちょ銀行やネット銀行に預金が偏在することになるか、それとも箪笥預金が増えることになるのか・・・いずれにしろ、これまでの銀行という業態が大きく変わるきっかけになるのかもしれない。

我々が良く認識すべきは、こうした変化の多くが経済金融政策の失敗によるものということだ。その失政が続けば、さらにドラステイックな破綻が生じることになる。

以下、引用~~~

地銀の信用コスト増に警鐘=大手行は海外投資リスク-日銀リポート
2019年10月25日07時41分 jiji.com

 日銀は24日、金融システムの安定性を半年ごとに評価するリポートを公表した。融資審査の甘さなどを背景に、地方銀行を中心に貸し倒れに備えた引当金など信用コストが増加に転じたと警告。大手行には、海外投資リスクへの注意を喚起した。日銀は「(金融システムの)脆弱(ぜいじゃく)性の蓄積には引き続き留意が必要だ」と指摘し、前回の判断から警戒レベルを一段引き上げた。

 地銀などでは、貸出残高に対する信用コストの割合を示す「信用コスト率」が低水準ながらも2018年度に増加に転じた。各行は低金利の長期化や人口減少に直面する中、収益強化のため融資を増加させているが、一部で審査や管理が甘くなっていた。長期的に取引がある企業の経営再建や事業承継が難航していることも要因となった。
 日銀は、景気が拡大しているにもかかわらず、既に信用コストが増え始めたことに懸念を表明。「景気後退リスクが高まった場合の影響について、これまで以上に認識する必要がある」(金融システム調査課)と警鐘を鳴らした。

 一方、大手行については、海外への投融資を拡大しており、海外発の金融危機の影響を受けやすくなっていると指摘。特に、信用格付けが低い企業への貸出債権を束ねたローン担保証券(CLO)が欧米よりも大幅に伸びており、リーマン・ショック級の経済危機が発生した場合、価格が2~3割下落する恐れがあるとの試算を示し、リスク管理の徹底を促した。

 ◇金融システムリポートのポイント
 【地方銀行】
 地方銀行を中心に信用コスト率が上昇に転じた。景気が下振れした場合の影響をこれまで以上に認識する必要がある。
 【大手銀行】
 大手銀行の海外貸し出しの拡大で、国内金融システムは海外発の金融危機の影響を受けやすく、留意が必要。欧米を大幅に上回る伸びで海外のローン担保証券(CLO)投資が拡大。大半が信用格付けが最も高い商品だが、経済危機が発生した場合、市場価格下落などのリスクに留意が必要だ。
 【金融システムの見通し】
 金融機関の経営効率性改善への取り組みは収益押し上げに貢献する。5年後の自己資本比率を0.5ポイント程度高め、経営体力やストレス耐性の強化につながるとみている。

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