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「少子化と経営効率のはざまで」 

QWさんが言及された、小児科医中原先生の遺書ともいうべき文章「少子化と経営効率のはざまで」をリンクしておきます。是非、御一読下さい。

近いうちに、小児科医の総数は足りているとする、厚生労働省班会議の誤謬と欺瞞についてアップしたいと思います。

繰り返しになりますが、地域医療・急性期医療が崩壊するのに任せている、ないしそれを促しているのは、官僚です。破壊しきった後に、混合診療と株式会社参入をすすめる青写真です。

官僚と政治家は、そうした「民営化」により、利益を得ることを目論んでいるはずです。高級官僚・政治家等は、彼等にとって有利な民間保険に加入し、医療問題の痛みは少しも感じることはないでしょう。

持たざるもの、過疎地に住むものが、まともな医療を受けられなくなる、ないし医療行為に対し法外な自己負担を求められるようになります。この変化の痛みを、もろにかぶることになるのは、そうした人々です。

その変化は、好ましいことなのでしょうか?

コメント

鬼澤さん

一連の地域医療崩壊の記事、そしてこの記事と拝読いたしましたが、私は本当に認識不足だったなと思います。それほどまでに深刻な事態になっていることが今頃理解できた次第です。

如何ともし難い閉塞感を感じますが、これを打破するにはどうしたら良いのでしょうか。

考えさせられます。

中原医師の気持ち…

中原医師の遺書を読むとき、本当にその状況が手に取るように分かります。

今まさに地方の医療現場において同様の事態が逼迫してきています。そして21世紀を迎えた今、この状況を打破する特効薬もなく、むしろ拍車をかけて転がり落ちるように状況の悪化していくのをなすすべもなく茫然自失見続けているだけのようです。この如何ともしがたい閉塞感を打ち破る術もありません。

「この閉塞感の中で私には医師という職業を続けていく気力も体力もありません。」

と最後に言ってしまわないようにありたい、とだけただただ今は思っております。

ブラスパさん

そうですね。国民の方々が、自分の問題と考えて、対処し関与するようになって下さるまでは、崩壊が、音もなく続くのだと思います。どこかの連盟と同じですね。

日本という国が続く限り、それからゆっくりと回復過程に入るのかもしれませんが、その先は、これほど低コストで自由にどこでも診療が受けられる医療ではなくなっていることでしょう・・・って、現状を書いても仕方ないですね。

公的な保険制度を堅持すること、医療福祉分野以外への国庫支出を徹底して切り詰めること(特に、箱物行政・特殊法人を取りやめること)、医療の現状を国民の方々に良く知っていただくことが必要なのではないでしょうか。マスコミは、国民対医療という対立軸を煽りますが、それは誤りです。医療側の人間は、国民・患者さんのために働きたいと念願しているのです。医療事故を恰も医療側に全部の責任があるかのように報道し、事実に基づかぬ批判をするのを止めていただかなくてはいけません。法曹界にも、医療の社会的なスタンダードと、医学的なスタンダードがあることを認め、医療のスタンダードを優先し、その判断を医療の第三者に任せて頂かなくてはなりません・・・またおいおい書いていきます。

しかし、ブラスパさんが老年期に差し掛かる頃、状況はかなりシンドクなっているのは既定の事実のような気がしますね。

QWさん

お疲れ様です。今日も、急患9名のお相手をして、少しのんびりしています。

私が、大学にいた頃にも、2昼夜殆ど眠れないないなんてことはしょっちゅうありましたが、それが普通なことだと思っていました。きっと、その先に夢を抱けたからではないか、と思います。現状では、どんどん悪化する状況のなかで歯を食いしばれと、地域医療で踏みとどまっている後輩の医師達に安易に申し上げることは憚られます。

まずは、患者さんたち、そして多くの国民の皆さん達に状況を理解して頂き、連帯することから始めなければならないと思っています。マスコミの偽善性・いい加減さは、すぐボロが出てきます。

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