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クニャーゼフの弾くバッハ無伴奏チェロ組曲 

クニャーゼフの弾くバッハ無伴奏チェロ組曲。

流麗かつ壮大に旋律を謳わせている。そして、バッハの魂とも呼ぶべき、不可視だが、大切な精神に肉薄している演奏。彼のチェロから、フォルテでは、外に伸び行く音が、ピアノでは、内側に沈潜する音が聞かれる。そして、大きな建築のような音楽の構造を構築している。

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私がネットで知り合った同業のK氏が、ある音楽会の会場で、クニャーゼフ氏を見かけ、声をかけた。K氏は、昨年、日本で彼が弾いたドボルザークの協奏曲に対して賛辞を述べた。クニャーゼフ氏は、その音源がなく是非聴いてみたいとのことだった。紆余曲折があって、私の録画してあったその演奏をDVDで差し上げることになり、K氏経由で無事彼の手元にそのDVDがたどり着いた。そのお礼として、K氏からの品と合わせて、クニャーゼフ氏のノートとサイン入りCD(この写真)をお贈りいただいたもの。

クニャーゼフ氏は、大事故に遭い、奥様を亡くされ、自身も大怪我を負ったらしい。そこから奇跡の復活を遂げたチェリストである。父親が医師であったと、CDの解説にあった。偉大なチェリストでありながら、身近に感じられるようにもなったことだった。

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