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「COVID19に対する政府基本方針」は一種の棄民政策 

昨日公表されたCOVID19に対する政府基本方針には目新しいことは何もない。現状追認と、これまでの方針が明文化されたということ。

現状は、感染が拡大している、最初から無理だった「水際防疫」等成立しようがない。すでにパンデミックに向かって進行している、ということ。

ポイントは二つ。

一つは、検査対象を重症者に限定したこと。

流行は、国民が知らないうちに進行している。政府は、国民に知らせぬことに主眼を置いている。RTPCR検査を「重症者」にしか行わないことが、それを示している。元来、根本的な治療法がないのだから、診断を知っても意味がない、という議論もあるが、患者の重症度は時々刻々変化する。さらに、感染が分かれば、さらなる伝搬を抑える努力をすることができる。しかし、診断が不明であると、感染流行を抑制することはできない。

もう一つは、感染病床が満杯になったら、COVID19患者を一般病床に入院させること。

これもすでに記したかもしれないが・・・

わが国の病床の状況は、総病床数が125万。高度急性期病床が17万、急性期病床が58万。

一方、これからのCOVID19患者数の予測は、パンデミック状態になるとすると、最大で人口の3割が罹患する。その内、2割が重症化する、即ち単純計算で600万人。肺炎になるのは、4%程度、即ち120万人。死亡率は、2から0.25%なので、最低に見積もっても7.5万人生じる計算になる。これはあくまで最悪の数値。これの1割に収まったとしても、凄い状況になる。現在の上記病床では対応が難しい。一般病床にCOVID19患者を入れると、院内感染は必発であり、さらに医療従事者に感染する。

結局、政府はお手上げだと言っているに等しい。ただ、手を上げる前にできることは数多くあるはず。RTPCR検査を必要なケースに行うことが、その第一。昨日のTBSニュースが報じたところでは、述べ検査数は、日本では1522、韓国では2万3443。わが国の検査のキャパは10万以上あるのだが、政府は頑として検査をしようとしない。政府が流行を隠蔽しようとしていることが明らかだ。政府の目論見は、国民が知らないうちにパンデミックが進行し、社会的な集団免疫が数か月後には成立している、という希望的予測なのではないだろうか。ただ、高齢者を中心に数千から数万の犠牲者が出る。医療機関の内機能しなくなるところがかなり出てくる。

安倍政権は、公文書を改ざん・隠蔽し続けてきた。国民は、それに否ということがなかった。それで、この健康問題についても同様に隠蔽をしようとしているということだ。この場合は、これまでと異なり、国民に痛みが直接生じる。

少し明るいニュース一つ。米国の友人が、あちらの企業の一つがこの疾患の原因ウイルスSARS-CoV2に対するワクチンを開発し、臨床治験に乗り出すとWSJが報じたということを知らせてくれた。わが国では、簡易検査キットの開発、治療薬・ワクチンの開発といった分野でリードできる力があるはずだと思うのだが・・・。

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