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メタボは誰のために? 

メタボリックシンドロームという病名、いな症候群名は、官僚の息のかかった学者達が唱えて、マスコミもそれにのっかり、またたく間に、世間に広まった。しかし、この呼称の対応する病態と、診断基準、治療方針にはさまざまな議論があるようだ。

最初からこの議論の底で蠢いているのは、これを期に利益にありつこうとする製薬業界・関連企業達である。

土曜日の朝日新聞に結構まともな記事が出ていたようだ。m3からの孫引き・・・。

以下、引用~~~

いま日本でいちばん売れている薬は、血圧改善薬なのだと いう。高血圧による脳出血が多かった時代は、生活環境の改善とともに過ぎ去っているはずなのに、薬の消費量は逆に増えている。これは「血圧の高い人が増えている」のではな く 、実は「血圧が高すぎ、とされる基準の数値が年々下がっているせいなのだ。最高血圧が異常とされる数値は、00年に 180mmHgから170に、04年に140に、08年には130へと引き下げられている(「Tarzan」4月9日号)。

いままで間題ない血圧だと思っていた人が、いつのまにか「異常」になってしまうわけで、そのぶん薬も売れることになる。いまメタボを巡って起きているのは、これとまったく 同じ事態だ。厚労省のメタボ基準を当てはめると、40~74歳の男性のうち94%、女性の83%がいずれかの項目で「異常」と判定されてしまうという試算も出ている。10 人のうち9人が異常って、ありえるのだろうか。

血圧、身長体重比いずれも「ちよっとメタボ気味」ぐらいのほうが長生きするという研究も出てきているようだが、いまのところメタボ健診がすぐに見直される気配はない。いま まで健康だと思っていた人が「メタボです」と言われれば、まず病院に、そして薬を買いに走るだろう。それも何千万人という単位で。

すでに薬品業界ではメタボ分野のヒット商品がいくつも出てきている。また厚労省のメタボ健診のガイドラインを作成した委員会のメンバーのうち、国公立大の医師11人全員に 02~04年の3年間で計14億円の寄付が、高血圧治療ガイドライン作成では9人の委員全員に8億2000万円の寄付が、治療薬メーカーからあったという(読売新聞3月3 0日朝刊)。やっばり、そこにはカネにおの臭いが漂うのだ。

コメント

先日、某民主党の幹事長殿が、こう仰っていた・・・予防医学を徹底させて、医療費を削減する、と。う~ん、医療経済学を、医師の民主党議員がレクチャーしてあげて欲しいものだ・・・。大丈夫なのかな、民主党。

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う?
とすれば私の血圧は4年前以前では正常範囲だったということですか?・・・ふう~。


私の専門外なのですが、どれか一つの指標をとって、あまり一喜一憂しない方がよいということかと。家族暦なども大切ですしね。その内、もっと精緻な診断基準ができるのではないでしょうか。メタボリックシンドロームというtermが、外国でも使われているのかどうか・・・。東大の神野教授に言わせると、グローバルスタンダードという言葉も少なくとも米国では使われぬ言葉らしいですね。それに似たものを、この「メタボ」には感じます。

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