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ゆらぎ 

弦楽器のビブラートが、聴き手に生じさせる心地よさは、今流行の「ゆらぎ」の現象と関係しているのかもしれない。

それを考えている時に、キーイングのゆらぎにも思い当たることがあった。昔、和文でよくお相手いただいたYL局が、札幌におられた。彼女は、エレキーが殊の外お気にめさない。バグキー、なければ縦ぶれで出てくれと、交信の度に言われた。縦ぶれが生む、ゆらぎが、彼女にとっては大切だったのかもしれない。

先日、KL7QOWという局と交信した。縦ぶれでのんびり打ってこられるが、微妙に符号が変化する。その変化は、アットランダムではなく、何かいかにも人間が打つといった風なのだ。聞きやすい縦ぶれですねと申し上げたら、いや年をとっているからと、少しピントの外れた返答であったが、謙遜されたのだろう。それにしても、ランダムな変化ではない、ゆるやかな規則性のあるキーイング、確かに耳に心地よい。

人間の心拍数、歩幅、神経細胞の興奮等々、1/fのゆらぎが支配しているらしいから、キーイングもその例外ではないだろう。エレキーであっても、語間、文字間のゆらぎはある。それが個性でもある。例外はキーボード。キーボードを好まぬ方を何人も知っているが、確かに、あれは機械の響きだ。ここちよく聞こえるキーイングを行い、さらにそうしたキーイングを聞いて楽しみたいものだ。


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