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市場化された中国の医療 

NHKのドキュメンタリー番組、激流中国の医療編を観た。

中国では、公的医療保険は殆どなく、医療の市場化が進んでいる。民間病院は、富裕層だけを相手にする。平均以下収入の国民は、全財産を処分して医療を受ける。患者・その家族は地方から大都市に出て、診察券を得るのに1、2日待つという。一回の診療で、月収分に相当するほどの費用がかかる。国は、医療制度を整備するといいつつ、結局何も変えられない。

民間病院チェーンの理事長は、少ない投資で、いかにより多くの利潤を上げるかが一番大切なことだと、職員に訓示する。医療が市場化すると、利潤を上げることが一番の目的になる。ある意味、徹底した「効率化」の行き着く姿がここにある。

日本の某諮問会議の主張と、この理事長の主張は、そう変わらない。日本の政治官僚の体制がこのまま、何年か進むと、現在の中国の医療制度を後追いすることになる。

医療現場からは、どうすることもできない。多くの国民が痛みを感じるようになって初めて、変わるのかもしれない。それまでにどれほどの痛みに国民が耐えなければならないのだろうか。

今夜遅く、再放送がある様だ。下記の通り。医療関係者以外の方に、是非ご覧になっていただきたい。そして、この状況は他人事ではなくなることを良く覚えておいていただきたい。

http://www.nhk.or.jp/special/onair/080615.html

コメント

非常に興味深く見た番組でした。
国民皆保険制度が崩れると、こうなるのですという見本でした。
医療と年金の問題は、じっくり考えていかないといけませんね。

国民皆保険も、実質大分崩れてしまっているのです。政府は、まず民間保険を導入、その後、じわじわと公的保険給付範囲を狭めるのだと思います。民間保険は、確か数兆円規模にまでなっているのだと思います。宮内某は、それを100兆円規模にすると言っています。命に関わる病気になったら、家も財産もすべて処分して、治療することになるに違いないとも言っていたような・・・恐ろしい社会になりますね。

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