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MM3暴走 

昨夜、焦った。日ごろ使い慣れている、AEAのMM3というキーヤーが暴走をし始めたのである。メモリーは消え、キーイングの短長点比が、1:3よりもだいぶ小さくなり、調節ができない(というか、調節する設定を忘れた 笑)。元来、ハングアップすることがしばしばあったキーヤーなので、CPUがお釈迦になってもおかしくはない。だが、この30年間以上使い慣れたキーヤーで、符号の形も気に入っている・・・さて、どうしたものか。

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次は、ベンチャーのキーヤーかな等と様々な思いが浮かぶ。そこで思い出したのが、KO6U Nathanにebayで購入してもらったMM3がどこかにある、ということ。収納を開けてみると、きれいなMM3が出てきた。これを入手したときに、パドル操作とキーイング符号の間に、若干の・・・とはいっても、QRQの場合無視できない遅れがあり、使うのを止めたのだった。古いMM3では汚れで良く見えない機能表示が、このMM3ではよく見える。リセットを設定すると、動作はおそらく初期の設定に戻った。メモリーもできるようになった。やれやれである。若手のバリバリのCWマンだったNathanには感謝である。彼は長らく望んでいた子供ができて、それ以降バッタリ無線には出てこなくなってしまった。またお会いしたら、お礼しなくては・・・。

というわけで、メカニカルな部分のない、キーヤーのような機材は、めったに壊れないものだと思い込んでいたが、やはり壊れることもある、というありふれた教訓を残してくれたエピソードであった。

美しいキーイングのキーヤーを一つ入手しておいた方が良いかな・・・。

パドルの話 

昨夜、お馴染みのJohn K1JDと7メガで交信した。ちょっと挨拶だけということで交信を始めたのだが、使っているパドルの話になり、つい長話。

彼は、Chevronのパドルを使っていたが、接点不良があまりに頻繁に生じるので、BegaliのStealthに替えたらしい。Chevronは私も所有しており、そのトラブルについては、こちらに記した。これは個体差ではなく、Chevron全般、特に初期のモデルないしロットの製品に見られるトラブルらしい。その後、モデルチェンジをしており、接点については改善されている模様だ。だが、接点を保持するコラムとボルトのネジの間の接点不良については改善されているかどうか不明。

私が、Bencher製のMercuryを今用いている、接点不良は皆無なのだが、接点間隔をちょっと大きめにとると、打鍵時にレバーの反動の感覚が生じることだけが問題だ、と申し上げた。彼に言わせると、それは磁石の反発力が非直線的なためだということだったが、良く分からず。私は、レバーの不要振動の問題だと思うと言った。原因はどうであれ、その若干のうち心地の悪さという点では一致した。

で、面白い話。彼は、かってのBencherの社主 Bob W9KNIから直接買ったのだが、当時、すでに亡くなっていたSteve N2DANのオリジナル部品を使っていたので、オリジナルモデルと同じMercuryであるということだった。私のMercuryのシリアルナンバーは、1030.彼のMercuryのナンバーはいくつか尋ねた。ちょっとまて、鍵のかかった保管庫から取り出してみるから、とのこと。しばらく待つと、彼のは1047で私のよりも新しいということが判明。すると、私のMercuryもオリジナルモデルと同等品ということになるか・・・。うれしいような、ちょっとがっかりのような・・・。

Begaliの各モデル各種を、ローマに旅行した際に、すべて試し打ちをして、Stealthがベストだという結論だった、とのことだった。先ほど、メールが彼から来て、高速CWを楽しむハムを尋ね、Begaliのオーナーを交えて、試し打ちをしたらしい。Sculptureでは、打鍵時にうち当たる感じ、衝撃を受ける感触・・・彼に言わせると、joltingとのこと・・・があるが、Stealthでは、cushioningであるとのこと。

イタリーでは、ipadがとても高価で、彼の手持ちのipadと、同じく高価なStealthとを物々交換した、とあった。

Begaliを手に入れるとすると、Stealthということになるか・・・しかし、490€は高い・・・それに、使えるかどうかは別にして、パドルが三台も運用デスク上に並んでいるので、これ以上手に入れるのは、一種のフェティシズムになるのではないだろうか、と途方に暮れるのである。

自作をしても・・・ 

昨夜、f/bのCW愛好家グループのサイトで、Jesse W6LEN等とたわいもない話で盛り上がった。Jesseの最初の無線設備は、Space Spannerという再生型受信機と、ヒースキットの最初のモデルAT-1という送信機だったという。1956年のことだ。初めてのDXがJA1EF局で、彼とは長い間連絡をとりあっていたが、残念ながら、SKになられた由。

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AT-1というモデルのことは初耳だったので、ネットで検索してみた。ここにそのリグを紹介するvideo clipがある。



このモデルの簡素な美しさにまず心惹かれる。フロントパネルの対称性を重視したレイアウト。不要なものは何もなし。クリスタルコントロールで全バンドをカバーする。CW専用というところが良い。450ボルトの高圧をファイナルにかけているらしいが、あの小さなプレートバリコンで耐圧は大丈夫なのか・・・とは思うが、29.5ドルの当時の価格、現在価格で200ドル程度、では致し方ないのかもしれない。シャーシやケースもしっかりしている。VFOや変調器も後付けできる。

無線を始めたころは、こんなリグでやっていたなと改めて懐かしくなった。それに、1950から60年代のアメリカの黄金時代を象徴するような立派な入門者向けの送信機ではないか。

何時かはまた自作をと思っているが、作るのであれば、こんな基本的な構成の真空管のリグが良い。

でも、ふと思った、天下り団体にお金を払って、スプリアス新基準に適合するという、書面だけでの審査を受けなくてはならないのか・・・書面だけで、どうやって保証するというのか。

自作しても、実際にオンエアーでは使わないことになりそうだ。ちょっと夢をみて、また現実に戻された。

QSTに掲載された、リグ性能の定量的比較 

ARRLの機関誌QSTは、リグやアンテナの定量的比較を以前から載せている。わが国のコマーシャル雑誌、ましてJARLニュースでは考えられないことだ。

W6CYXが、QSTに掲載された、リグの比較一覧を送ってくれた。こちら

主観的な比較ではなく、客観的な指標を用いる比較は、ユーザーにとって有用なだけでなく、メーカーにとっても次の開発、設計に資するところがあると思う。勿論、これらの指標だけで、リグの優劣が決まるわけではない。これ以外に、基本の感度、選択度だけでなく、使いやすさ、音質、コストパフォーマンス等も重要な因子だろう。現代のリグで考慮されていないと思われるのは、CW受信音の優劣。シンプルなリグで、受信音が良いリグはないものか・・・。

BPL実験局に免許 

米国のFCCが二つの短波帯のBPL実験局に免許を付与した、との記事。バンド帯域は、広いもので1MHz。3.5から14メガの全アマチュアバンドがカバーされてしまっている。出力は50W。ほかの通信に妨害を与えたら、直ちに送信を止めること、という条件付きらしいが、産業化、実用化されると、力関係では、アマチュア無線は不利になる。

短波を用いたアマチュア無線、一体どうなるのだろうか。

記事は、こちら

電波法違反! 

やっちゃった!昔、電監といわれていた役所から、電話。10メガで運用していないか、との問い合わせというか、注意。私が10メガで運用していることを電監に報告なさった方がおり、電監でもワッチしてみたが、聞こえなかった。しかし、「このブログを読むと」何度か運用しているようなので、電話をした、とのことであった。

WARCバンドのなかで10メガだけは、昔から免許を下ろしていたのだが、それが移動局免許の方であることを忘れていたのだ。数年前に移動免許を切らしてからは、10メガは免許されていない。2、3度だけ運用したことを認めると、今後運用しないようにと注意があり、それでお仕舞。10メガの免許がなくなっていたことは失念していた。

不注意とはいえ、電波法を冒したことで、反省しきりである。

そうした不始末をしておいて、こういうのも何だかなと言われそうだが、やはり包括免許にする必要があることを改めて感じる。包括免許は、国際標準であり、もう1980年代から一部のアマチュア無線家から要望され続けてきた。が、いまだ実現していない。それと、電監は、どなたかが私の10メガ運用を報告されたことを受けて、私のブログにまで当たっているという事実に驚かされた。私は、現在の政権、それに官僚制度に関して、強い懸念を抱いており、それを率直にここで表明している。もしかすると、そうした思想的なことを根拠に、ブログを監視しているということもまんざらないことではないのかもしれない、と感じさせられた。もしかすると、報告された方は、このブログの読者なのかもしれない。私の不注意な運用に気付かせてくださって、感謝するばかりである。

10年以上前に、私が430メガのFMでモービルから運用していることを、某巨大BBSで論われたことがあった。あれは、論った方の間違い。恐らく、私の移動免許が失効してから免許情報開示をご覧になって、あのようにBBSに記されたのだろう。当時は、移動免許が生きていたのだ。それを某巨大BBSにアップした方のことは、どなたか分かっている。430メガで交信をさせて頂いた方だ。そんなことも思い起こした。

WARCバンドに出るようにと、特に海外の友人から勧められる。コンテスト時に避難する場所として良いから、と。だが、固定局免許で下すのは面倒、かといって移動局免許であの保障認定申請をするのも何かこれまでの主張を自分で否定するようで気が進まない。まぁ、これ以上、こうした不注意を繰り返すようであれば、潔く無線を止めることだろうか。もう十二分に楽しませて頂いた・・・。

10メガ運用を記したポストは、私の不注意の記録として、そのまま残しておく。

旧いリグでバグキーはより美しく聞こえるか? 

昨夜、7メガで旧友の一人であるDave AJ7Oにお会いした。1980年代、美しいバグキーの符号で、7メガで良く聞こえた方だ。が、最近は、専らエレキーでしか聞こえない。バグキーを使わないのかと尋ねた。バグキーは古いリグにつなげているとの彼の返事。そちらの方が、バグキーが美しく聞こえるからとのこと。

そこで、ちょっと閃いた(たいした閃きではないが・・・笑)。古いリグは、真空管のリグであり、カソードキーイングでなく、グリッドバイアスキーイングであったとしても、現代のソリッドステートのリグよりは、キーイング回路に流れる電流は、格段に多いはず。その電流が、キーイングの度に、接点に生じる酸化被膜を破壊している、焼いているのではあるまいか。それで、キーイングの劣化がないのではないか、ということだ。

私のシェブロンパドルに時に起きる接触不良も、製作者のKevinに言わせると、一時代前のリグでは起きない。キーイング電流が大きいため、だそうだ。

さて、私の推測があっているかどうか・・・もっとも、私は65年前のバイブロのバグキーを、FT2000につないで不都合は少しも感じていない。もしかすると、コリンズのSラインにつなぐともっと美しい符号が送れるのか、想像の翼は広がる。

1925」年製バグキー 

何とはなしに、記事をアップすることなく時間が過ぎてしまった。いろいろと考えさせられることが多いのだが、なかなかまとめられない。

今日は、軽い話で、バグキーの話題。バグキー好きというか、バグキーしか使わないDon WB6BEEが、eBayでまたバグキーを入手したらしい。一種の中毒だと、自ら仰る。1925年製の、バイブロプレックス オリジナルモデルだ。状態がよく、きれいに掃除して、接点を磨いただけで、使える状態になった様子。昨日、そのバグキーを使って、呼んできてくれた。

彼の手元には、1930年代製のMcleroy 1945年製のバイブロプレックス オリジナルモデル、それに現代のG3HGE作のバグキーとがあったのだと思う。G3HGE作のダブルレバーのバグキーはお気に召さなかったらしく、お蔵入り。今回入手した1925年製と、上記前二者とを交互に使って、送信してくれた。1925年製は、極めてわずかにクリックが感じられたが、ドットのウェイトと速度以外は、殆ど変らず。構造からして、当然と言えば当然だ。

facebookにアップされた、1925年製と1945年製を見比べると、後者の方が、重りは重く、かつ重りの位置は離れた位置にある。で、ドットの速度は、1925年製の方が遅い。Donによれば、ドットを作るU字型のバネの長さが、1925年製の方が長い、すなわち固有振動数は低めであることが、その理由だろうと言うことだ。なるほどと納得した。

1925年というと、スパークから発振回路へ移行する時期だったのだろう。恐らく、その後20年間の間に、モールスでのメッセージ通信の需要は増え、通信速度を上げる必要があったために、バグキーも高速に対応するモデルが作られたのだろう。

facebookにアップされた画像に、素晴らしいとコメントを入れたら、キー、オペ本人どっちがだ?と彼の突込み。現在67歳の彼が、あと22年間生きたら、きっとこの1925年モデルと同じくらいに立派になることだろうと返事をした。1925年に作られたバグキーが、簡単な構造であるとはいえ、今もこうして現用できるとは素晴らしいことだ。

JARDその後 

JARDが、アマチュア無線局の保障認定業務をTSSと並行して請け負うことになったと、JK7UST Sugiさんのブログで知った。えっ、と思わず声に出してしまった。

JARDは、1991年に、アマチュア無線家の養成講座をJARLから引き継ぐ形で、誕生した。私の理解する範囲では、この養成講座事業を手放したJARLは、その後赤字の悪化が目立つようになったようだ。

で、JARDの現在を、そのサイトでざっと見てみた。その事業内容の主たるものは、アマチュア無線技士の養成講座事業である。アマチュア無線機器の技術適合基準審査も行っているらしい。前者では、一人当たり1万4千円ほどをJARDが手数料として手に入れている。後者の収入は、無線機メーカーに対して行うもので、無線機の台数によって違うようだが、かなりの額だと聞いたことがある。ElecraftのWayneと、代理店契約による高コストについてやり取りをしたときに、JARDによる技適取得が、ネックであったことを聞いた。これは、我々には直接関係ないが、無線機のコストを引き上げる要因になっており、やはりユーザーである我々が、それを負担させられている。

予算は、以前は細かく公表していたようだが、今は詳細を公表していない。ただし、毎年2から3千万の赤字を出している。不思議なことに、投資による収入が計上されており、資産の一部で何らかの投資をしているようだ。現在資産は7億程度あるらしいので、20年、30年程度、またはアマチュア無線の斜陽化を考慮すると10数年で、赤字転落である。投資が上手く行かなくなると、それが早まるのではないか。

役員、評議員は全員非常勤らしいが、名誉会長には、前JARL会長で、JARLを赤字転落させた張本人である、JA1AN 原氏が就いている。評議員・役員にも、彼に近い立場の人物が多くいるように思われる。評議員の給与は、年額200万円を超えない範囲、と定めてあるようだ。評議員全員に毎年200万円づつ出しているとすると、丁度毎年の赤字額が、その給与全体に相当する。恐らく、評議員等のなかには、天下り官僚もいるはずである。これほど事業規模が小さい組織に、10数名の評議員、それに加えて10名近くの役員を置く必要があるのかはなはだ疑問だ。

JARLは、なぜ包括免許を当局に要求しないのだろうか。書類上の審査で、保障認定を行うということには、意味がない。いわば、ヤクザのしょば代稼ぎに似た制度だ。国際的にみても、こんな硬直した制度は見当たらない。また、アマチュア無線技士の養成講座で金もうけをしようとするJARDと結託し続けるつもりか。JARLの資産を持ち出したJARDには、すぐにでも解散を要求し、その事業をJARLが受け継ぐべきだ。そして、基本的にアマチュア無線免許制度を利潤追求の道具にすることを止めるべきだ。

官僚の意向が恐らく入ったのであろう、こうした制度設計はすぐには変わりそうにない・・・何か、日本という国の近い将来の没落を見るような気持ちになる。

10メガのアンテナを整備 

無線から卒業かなどと書いた、その翌日、10メガのアンテナを整備した。コンテストの週末に退避するバンドどして良い、という話しを、数人の友人から聞いていたのと、3.5メガにあまり出ないためである。

やったことは、3.5メガのスローパーにエレメントを付け足し、10メガに共振点を持ってくることだ。3.5メガのエレメントのままでは、共振が高すぎる。エレメントを固定するロープも、すでによれよれ。エレメントは被覆のワイアーを使っていたが、外被は劣化してぼろぼろだ。でも、エレメントの交換を自分でできるわけでもなく、そのまま使うことにした。しばらくぶりに、半田ごてを外に持ち出し、緩めたエレメントの先端になんとか80cm程度のアンテナ線をつなぐ。当初60Wのこてではなかなか温まらず、これではだめかと思ったが、地面に近いところで、ハンダを乗せると、なんとか接続できた。10メガの半ばでSWRが1.7程度。ローエンドでは2近くまで行ってしまうが、めんどくさいとそのままで固定。3.5メガでは、CWバンドに共振点が来ていた。両方のバンドで使えるという、予期せぬ結果であった。

国内の局を二三局呼びリポートをもらった。一応動作をしているみたいだ。海外は夕方ジョージアの局に呼ばれたが、ノイズすれすれでラグチューどころではない。スローパーは、耳が悪いということに改めて思い知った。でも、コンテストの週末も、これで10メガに避難できる。昔、バーチカルやワイアーアンテナでやっていた頃を思い出し、時々出てみることにするか・・・。

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