首相国会答弁に、前川氏が強く反論 

安倍首相が、獣医学部新設に関して、京産大よりも、岡山理科大の方が優れていると、前川前事務次官「さえも」述べていたと、国会答弁した。それに対して、前川氏は、事実に反すると抗議し、氏の名前を使うなと述べている。以下の引用文章を参考。

前川氏は、事務次官当時、和泉首相補佐官から「首相に代わって言う」と、加計案件を進めるように強要されたことを告発した人物である。従って、上記のような発言を前川氏がしたということはあり得ないことは、いかに知性を欠く安倍首相と言えども、分かっていたはずだ。ところが、その明らかな嘘を国会答弁で繰り出す、その精神構造はどうなっているのだろうか。

加計・森友疑惑ともに、すでに安倍首相が仲間を優遇したということが明らかなのだ。残すは本人が正直に話すのみ。ところが、それを徹底して安倍首相は拒み、周囲の官僚を巻き込んで虚偽・改ざん・隠蔽を繰り返している。

このような人物が首相に居座るのは、我が国の国難であると心底思う。

以下、引用~~~

 5月14日の衆参両院の予算委員会において、安倍首相は再三にわたり私の名前に言及しましたが、その発言内容は私の事実認識に反するものでしたので、以下の点を明らかにしておきたいと思います。

 1 国民民主党玉木雄一郎衆院議員の質問に対し、安倍首相は、「(加計学園は)ずっと構造改革特区のときから岩盤規制に穴を開けようとしてきたのは事実であります。安倍政権になってからも構造改革特区については安倍政権では4回却下をしているわけであります。そこであの前川前次官ですらですね、前川次官ですら、京産大はすでに出していたんですが、そのことをですね、そのことはまだ準備が十分ではないという認識の上にですね、熟度が十分でないという認識の上に、加計学園しかなかったということをおっしゃっていたわけであります。」と述べましたが、この発言は事実に反します。

 国家戦略特区ワーキンググループが2016年10月17日に京都府・京都産業大学からのヒアリングを実施したこと及びその内容については、その当時私は全く知りませんでした。文部科学省はこのヒアリングに呼ばれていなかったからです。「加計学園しかなかった」という認識は持っていましたが、それは首相官邸や内閣府が初めから加計学園の獣医学部新設を認めようとしていたこと、すなわち「加計ありき」という認識を持っていたということです。2016年10月17日の京産大の提案内容を知らされていない私が、加計学園の提案と京産大の提案とを比較考量することは不可能でした。

 したがって、加計学園と比べて「(京産大は)まだ準備が十分ではない」「熟度が十分でない」という認識を私が持っていたとする安倍首相の発言は事実に反し、極めて心外です。

 2 公明党中野洋昌衆院議員の質問に対し、安倍首相は、「これまでの国会審議を通じて、柳瀬元秘書官のみならず、前川前次官も含め、誰一人として私から国家戦略特区における獣医学部新設について、何らの指示も受けていないことが、すでに明らかになっています。」と述べました(共産党田村智子参院議員の質問に対しても同様の答弁あり)。

 たしかに、私は、国家戦略特区における獣医学部新設について、安倍首相から直接の指示は受けておりません。

 しかし、私は、2016年9月9日に和泉洋人首相補佐官に首相官邸へ呼ばれ、国家戦略特区における獣医学部新設について速やかな対応を求められました。その際、和泉補佐官は「総理は自分の口から言えないから、私が代わっていう。」と発言されましたので、私はこれを安倍首相自身の意思だと受け止めました。

 また、内閣府から文科省担当課に伝えられた内容を記録した文書(「官邸の最高レベルが言っている」や「総理のご意向」と記された文書)からも、私は加計学園の獣医学部の平成30年度新設が安倍首相自身の強い意向だという認識を持っていました。

 したがって、安倍首相が加計学園の獣医学部新設に自分が関与していないと主張するための材料として、私の名前に言及することは極めて心外であり、私の名前をこのように使わないでいただきたいと思います。

 2018年5月15日

       前川喜平

働き方改革の国会論戦から見えてきたこと 

昨日、衆議院の厚生労働委員会で行われた、働き方改革に関する議論をvideoで視聴した。

加藤厚労相と立憲民主党の長妻議員の間の、労働時間の調査に関する質疑で分かったこと;

〇調査は、閣議決定で行われることになった(従って、その結果が、審議会の議論を規定することになった・・・異例のことらしい)。

〇調査は、当局から地方の労基署に「電話で」依頼し、1,2日で行われた。一事業所に2時間程度しか費やされておらず、現場の調査担当者から、十分な調査ができないという意見がでている。

〇調査対象2500社のデータは、誰が見ても分かる明らかにおかしいデータであり、公表したデータから省いた(統計的な観点からは、こうしたデータが、公表された結果に含まれていたこと自体が異常であり、調査の不完全さを意味する)。残りの9000社のデータも、「明らかにおかしいデータ」ではないというだけで、その正しさは担保されていない。

議論の一部しか見ていないので、これ以外にも議論されていたかもしれない。加藤厚労相は、もう少しきちんとした政治家かと思いきや、長妻議員の質問に正面から答えていなかった(答えられなかったのだろう)。

要するに、この調査、ひいては審議会の結論も、最初から裁量労働の拡大の方向に決まっていた。「労働生産性」を上げて、利潤を増やしたい財界と、財界に強く要望されたことを実現し、GDPの拡大につなげたい政権と一致して、裁量労働拡大に動いてきた、ということだろう。

裁量労働の基礎的なデータ等、政権の意向に沿って「でっち上げればよい」という行政が考えていたとしか、あの議論からは思えなかった。「労働者の生命に関わる改革」なのだから、もう少しまともな検討がされていたのかと思ったが・・・行政が劣化している。行政をコントロールする政権の劣化の反映である。

この「改革」が実現すれば、この記事のようなケースが、多数生じることになるのだろう。

繰り返すが、高プロ制度適用の年収限度額は今1075万円超であるが、財界は400万円にまで下げることを要望している。

以下、引用~~~

裁量労働、IT社員過労死「36時間ぶっ通し」

2018年05月16日 22時50分 読売新聞

 東京都豊島区のIT企業で昨年8月、裁量労働制で勤務していた男性社員(当時28歳)が亡くなり、池袋労働基準監督署から今年4月、長時間労働による過労死と認定されたことがわかった。

 遺族の代理人弁護士が16日、記者会見で明らかにした。男性は昨年7月に裁量労働制が適用され、直後の4日間は徹夜を含め1日平均16時間勤務となっていたという。

 遺族代理人の川人博弁護士によると、男性は2013年に入社し、不動産会社向けのシステム開発業務に従事。昨年7月1日、「チームリーダー」に昇格したのに伴い、「専門業務型」の裁量労働制を適用された。

 男性は7月3日~6日で計64時間余り勤務。この間、徹夜を含めて36時間の連続勤務があり、自身のツイッターで「社会人になってから36時間ぶっ通しで働いたの初めて」などと投稿していた。同月下旬に母親に頭痛を訴え、8月18日、自宅アパートで死亡しているのが見つかった。

高プロ制度は、残業代ゼロ制度 

高プロ制度を含む働き方改革法案が、いよいよ国会で強行採決されるのではないか、と言われている。

各党の高プロ制度案の比較。

高プロ案比較

財界は、高プロ制度の適用範囲を年収400万円程度にまで引き下げることを要望している。この法案が成立すると、適用範囲が徐々に拡大され、大半の労働者が高プロ制度の適用を受けるようになる可能性が高い。

高プロ制度ができれば、残業時間規制等意味がなくなる。政府・財界は、高プロ制度を実現することを目指している。まさに、残業代ゼロ法案である。

裁量性による労働時間の変化を調べた、調査結果を、厚労省が隠蔽していたというニュースが出てきた。やはり、裁量性を何としても通すという意図を、行政・政府が持っていたということだ。

政府・行政が、データや記録を改ざん・隠蔽するのが、当たり前のことになってしまった。これでは、何を信じて良いのか分からない。これは、国の統治機構が怪しくなっていることを示す。

以下、東京新聞から引用~~~

「裁量制は長時間」別調査あった 厚労省、諮問機関に示さず

2018年5月16日 朝刊

 異常値が多数見つかり、信頼性に疑義が生じた厚生労働省の労働時間調査。裁量労働制の対象拡大を巡り、同省は二〇一三~一五年に是非を審議した労働政策審議会(厚労相の諮問機関)に結果を提出したのに対し、同じ年に実施された別の調査の労働時間数は報告していなかった。別調査は一般労働より裁量制で働く人の時間の方が長い結果が出ており、識者からは「意図的に隠したのでは」と疑念の声が上がる。 (坂田奈央)

 問題の調査は一三年四~六月に実施。裁量制拡大の「議論の出発点にしてほしい」として、十月に結果を労政審に提出した。

 別の調査は、厚労省所管の独立行政法人「労働政策研究・研修機構(JILPT)」が一三年十一~十二月に行った「裁量労働制等の労働時間制度に関する調査」。

 厚労省の要請で一カ月の平均労働時間を調べ、一般労働が百八十六時間だったのに対し、裁量制は専門業務型二百三時間、企画業務型百九十四時間といずれも長かった。

 調査の指示書は「裁量制の改革が議論の俎上(そじょう)に上っており、実態把握が必要」と一四年三月までに結果をまとめるよう求めた。

 だが、厚労省は期限までに「仕事の満足度」など結果の一部を労政審に伝えただけで、労働時間数は報告しなかった。調査から半年後の一四年六月にデータを報道発表したが、労政審は議論の材料にしないまま一五年に裁量制拡大を答申。厚労省の担当者は「意図的に隠したわけではない」と隠蔽(いんぺい)を否定しつつ「十分に生かすことができなかったのは事実」と話す。

 労働問題に詳しい法政大の上西充子教授は「JILPTは調査のプロがそろっており、数値を労政審の検討材料にすべきだった」と指摘。「政府の方針に沿わないデータは出さないという筋書きがあったのではないか。隠蔽に近い」と語った。

安倍首相の滅茶苦茶答弁 

もう笑っちゃうほど滅茶苦茶な首相答弁。どうも、ネトウヨの書き込みをそのまま国会で答弁したらしい。ちょっと考えれば分かるはずだ。これが通用すると思っている安倍首相は、やはり知性を欠いている。

政治の劣化が甚だしい。これは、国民の側の問題だ。この政権を3割強の国民がまだ支持している。

冷戦構造化では資本主義陣営の一員として、庇護され、経済的利益を与えられてきたわが国が、冷戦終了とともに、米国発のグローバリズムにより搾取され、今度は、自衛隊の海外派兵により血を流すことを強要される。政権は、米国への隷従をさらに強める。国民は「他に適当な人物がいないから」という理由で、その政権のトップを支持し続ける。まさに、漂流し、徐々に落下して行く国家だ。

NHK NEWS WEBより引用~~~

前川前次官 予算委員会の首相答弁「事実に反する」
5月15日 17時31分

加計学園の獣医学部新設をめぐり、安倍総理大臣が14日の予算委員会で京都産業大学の獣医学部の提案について、「文部科学省の前川前次官ですら、加計学園しかなかったとおっしゃっていた」などと答弁したことについて、前川氏は「事実に反する」として反論するコメントを出しました。

加計学園の獣医学部新設をめぐり、14日行われた衆・参両院の予算委員会で、安倍総理大臣は今治市と同じく獣医学部新設を目指していた京都産業大学の提案について、「文部科学省の前川前次官ですら、まだ熟度が十分でないという認識のうえに、加計学園しかなかったということをおっしゃっていた」などと述べ、選定プロセスに問題はなかったという考えを示しました。

この発言について、前川氏は「京都産業大学の提案内容は知らされておらず、加計学園と比較考慮することは不可能だった」としたうえで、「京都産業大学の準備や提案の熟度が十分ではないという認識を私が持っていたとする総理の発言は事実に反する。極めて心外だ」と反論するコメントを出しました。

蚊帳の外の安倍首相 

南北緊張緩和が始まる前は、北朝鮮への「国交断絶」を各国に訴えかけ、緊張緩和が始まっても、北朝鮮への圧力一辺倒だった、安倍首相と安倍政権。

安倍政権は、北朝鮮との外交ルートはなきに等しく、こうした展開に対する準備を何もしてこなかった。

ここにきてさすがに不味いと感じたのか、安倍首相は、金正恩委員長に日朝会談を開催するように決断を促したいという上から目線の遅きに失した発言。「促したい」などと、どの口が言うのかと、金委員長に言われることだろう。

拉致問題については、「最終的には日朝が交渉しないと解決しない問題」とまるで評論家のような発言。この6年間、いや第一次安倍内閣から一体何をやってきたのか。交渉のための交渉は意味がないと、ずっと圧力一辺倒でやってきた。外交努力は何もしていなかったということではないか。

日本は完全に蚊帳の外に置かれ、どうも米中韓で北朝鮮と交渉した後に、大きな「請求書」だけが来ることになりそうだ。戦後賠償は、もちろん必要だろうが、全く蚊帳の外に置かれて、北朝鮮への援助金の請求だけが来る、という最悪のシナリオになる。米国のマスメディアが、東独が西独に編入された際に要したコストから類推して、北朝鮮には2兆ドル必要になると試算している。今回、南北統一がすぐに実現するわけではないので、この金額が必要になるとは言えないかもしれない。だが、途方もない金額である。トランプは、必ず北朝鮮への援助をわが国が行うように、安倍首相に「命じる」ことだろう。

安倍首相は外交が得意?御冗談でしょう!

REUTERを引用~~~

日朝首脳会談が必要、金委員長に決断求めたい=安倍首相

[東京 14日 ロイター] - 安倍晋三首相は14日午後の参院予算委員会の集中審議で、北朝鮮に関して「当然、金(正恩)委員長に私の考えを伝える必要がある」と話した。米朝首脳会談が成功し、ミサイル・核の問題とともに拉致問題も前進することに期待を表明しつつ、拉致問題は「最終的には日朝が交渉しないと解決しない問題」と指摘。「日朝が会談しなければいけないことに、金委員長に決断を迫りたい」と強調した。薬師寺みちよ委員(無所属)への答弁。

大学オケに入ったころ 

昔話・・・。

大学に入った当初は、軟式テニスに毎日明け暮れていた。本当はオケに入りたかったのだが、女子大との合同オケということで何か気恥しかったのか決心がつかず。寮で同室になった友人がオケに入ろうと言い出して、それに乗って私も入る決心をした・・・大学1年の秋だった。某女子大のおんぼろ部室が、松林の真ん中にポツンと立っており、そこに、楽器を受け取りに行った。緊張していた・・・木々の葉は落ち、寒風がキャンパスを吹き抜けていた。

今から考えると、鈴木の一番安い楽器だったかもしれない。手渡された、その楽器は布製のケースに収められていた。それを小脇に抱えて、少しハイな気分で最寄りの地下鉄の駅に急いだ。当面は、弦のトレーナーをなさっていたM先生に師事、週一度レッスンを受けた。楽器を始めて、数か月もすると、大学寮で楽器を弾く(吹く)連中と夜な夜なアンサンブルの真似事。四国の某大学薬学部の教授になった同級生S君と、ヘンデルのソナタを合わせた。千葉で開業しているバイオリン弾きは、自慢のオールドの楽器で時にアンサンブルに加わった。メンコンの出だしを弾いて聴かせてくれた。チェロのウェルナーのテキストを1年半程度で終えた記憶・・・でも、今思うと、余りしっかりさらわなかった・・・。すぐに曲を弾くことばかりを考えていた。あの頃に、もっとスケール等の基礎的な訓練を積むべきだったと、今になって思う。

その後、1年ほどして安物のドイツ製の楽器を入手した。その楽器はしょっちゅうネックのところで折れた。安物とはいえ、親の一か月分の給料に相当する額だった・・・ドイツ製といっても、こんな楽器があるのだと学習した。親は、イヤな顔をせずに楽器代を出してくれた。やがて、先輩が弾いていたクラブ所有の鈴木の楽器が使われずに部室にあるのを眼にし、いつの間にか自分専用にしてしまい、卒業までそれを使い続けていた。高音域はイマイチでだったが、C線は深い音がする楽器だった。結婚式に「夢のあとに」を家内と合わせたのも、その楽器。

翌春、新入生が入ると、大学オケでは楽器の初心者を集めて、「ジュニアオーケストラ」略して「ジュニオケ」が組織されるのが通例になっていた。私たちの時も、ジュニオケが組織された。歯学部を卒業したばかりのバイオリン弾きT先輩が指導をしてくださった。彼は、大学からバイオリンを始め、オケで1stを弾くまでに上達なさった方・・・1stを弾くバイオリニストは、すでにそれだけで憧れの対象。チェロには、1年遅れの私を含めて5名。うち、3名は女子大の学生。私が上記の経過で少し早く始めたので、先輩づらして、学年が一年下のその連中の楽器の調弦を手伝ったりしていた。確か、週末に練習があり、母校の階段教室で練習をした。弾ける方も時々参加し、何かうまくなった気になっていた。練習していたのは、ハイドンの驚愕2楽章や、ヘンデルの水上の音楽。練習が終わると、時々皆で食事に出かた。不思議と飲み会はなかった・・・まぁ、貧乏学生だったからか・・・私、大学に入るまではコンパとか飲み会というものに参加したことがなかったのだった・・・その後、オケにドップリはまることになるのだが・・・。お茶の水のキッチンジロー等に足しげく通った。

お茶管ジュ二オケ 於白馬 やまや
毎夏8月下旬に開催された白馬での夏合宿。ジュニオケの練習風景。食堂で譜面台なし。メンバーの総数は20名前後だったか・・・。ビオラの調弦をなさっているのは、トロンボーンが専門のH先輩。このH氏、いつも飄々として、世の中の汚れたことから縁遠い人物でした。夜ごと部室に遅くまで残り、そこに居合わせる部員で即席のアンサンブルをすることがあった。その中心人物がこのH氏だった。バッハの「フーガの技法」の第一曲を、ブロックフレーテ、ビオラ、ファゴットしれにチェロ等という編成で合わせた記憶がある。その後、彼は、私のために八木重吉・室生犀星の詩に寄せるピアノトリオを作曲してくださった。それをきちんと音にせず仕舞いで、ご無沙汰を続けている。右端にいるのが、音楽科のMさん。病院に慰問に行ったときに、マタイ受難曲のEr barmeをアルトで熱唱してくださった方。ピアノもとてもうまく、指が回るだけでなく、あたたかみのある演奏を聞かせてくれた。一頃、ブラームスのソナタの伴奏もお願いしたことがあったような記憶・・・。

オケに入る前に入部していた軟式テニスは、二年目で教養部の部長を仰せつかった(とんでもなく下手だったのだが、練習に欠席することが殆どなかったので、熱心だと見込まれたのだろう)、この年は、テニスとチェロの二刀流。都内某大学の医学部とテニスの定期戦があった。まだ木造の校舎だった同大学のキャンパスにあるテニスコートに、チェロを抱えて行ったことがあった・・・顰蹙だったろうな・・・、当時はお構いなし。徐々にテニスから足を洗い、秋が深まるころには、もっぱらオケだけの活動に・・・。

牧歌的な生活を謳歌した教養課程の2年間を終え、寮を退出する時期になった。ジュニオケの練習が終わり、丸ノ内線で、チェロの同年の二人、それに同じ音楽科のバイオリンの名手の方と一緒に帰路についたことがあった。このバイオリン弾きの方は、あとでMさんとともに、Er barmeのソロを弾いてくれた方で、後に、オケのコンミスも2年間ほどなさっていた。私は、週末は東京都下にあった我が家に帰ることにしていたのだった。その帰り道の丸ノ内線車内で、チェロの二人が、寮に興味をもったらしく、私たちが寮を退出する前に、一度行ってみたいと言いだした。バイオリニストの彼女も無邪気に、「私も」と・・・。我らがむさくるしいあの寮の部屋に女性3人が来る、かなり躊躇したが、オーボエ吹きの同室の友人と迎撃した。その時、一体何をしたのか思い出せない。バイオリニストの彼女に、その寮の部屋で何か弾くように所望したら、やおら「ビターリのシャコンヌ」を演奏し始め、あの冒頭の重音の旋律が部屋に鳴り響いた。あの深刻なシャコンヌの主題、今でも忘れられない。ビオラの同級生を交えて、モーツァルトの初期のクワルテットを2nd Vn無しで弾いた記憶もある。出来はさっぱり思い出せない・・・。でも、室内楽が良いなと思った一つのきっかけになった。

この楽しいジュニオケも、年末のクリスマス会という名の忘年会で発表演奏し、打ち上げ終了となった。今から考えると、その後の大学オケの数年間と比べて、音楽的には未熟だったが、親しい仲間で一緒に音楽をやる楽しみに溢れた時期だった。親睦がメインの集まりでは決してなく、やがてオケデビューを飾るために、皆必死に楽器をさらっていた。でも、気心の知れた仲間と合わせるのは、とても楽しかった。音楽的な向上を気心の知れた仲間と共に目指す、それ以上の楽しみはない。

あれから40数年。皆元気にしているだろうかと時折思い出す。

加計疑惑関係者の国会証人喚問が必須 

先日、柳瀬前首相秘書官が国会に招致され答弁した内容について、あるテレビ番組で片山義博元鳥取県知事が強烈な皮肉を述べていた。

「大臣秘書官を努めた経験から言うと、加計学園や県、市職員に自分独自の判断で会うことはない。上司からも言われてないし、勝手に会って報告もしないのなら、あなたは何やってたんですかと。それ、サイドビジネスですか、ボランティアですか、そんな暇があるんですか」

現愛媛県知事も、県職員の証言書類、柳瀬氏の名刺などを提示して、柳瀬氏の証言の嘘を告発している。4月2日に柳瀬氏に会ったのは、県・市職員3名と加計学園関係者3名のみ。現在加計学園獣医学部学部長をしている人物は、そこにいなかった。柳瀬氏は、この人物が滔々と獣医学医療について述べたと答弁したが、それが嘘であることが判明した。県職員は、後ろでだまっていたのではなく、県の意向を明確に述べた。メモを見ずに述べたらしい。そこで、柳瀬氏から、この件が「首相案件」であると言われた。

あのように滅茶苦茶な柳瀬氏の答弁で幕引きをしようとする政権与党は、言語道断である。

柳瀬氏を含めた関係者の証人喚問が必要である。最初から、関係者全員の証人喚問をすれば、すぐに決着がつくこと。国会を空転させているのは、安倍首相、安倍政権に後ろめたいことがあるからだ。

これは、国の行政統治機構の私物化の重大な問題である。

政権が権力を維持するために行っていること 

安倍政権が権力を自らに集中させるために行っていること。いかに強権的な政権であるかが分かる。目指すは、軍拡と改憲、カルト的な戦前国体の再現である。

経済界・実業界に対して・・・仲間資本主義 政権周辺の企業・人物にだけ甘い汁を吸わせる 加計森友の疑惑をみよ

マスコミに対して・・・直接の干渉 はたまた放送法改悪の脅し 報道の自由度が大きく低下した

学会・研究者に対して・・・大学への交付金減額に加えて、ひも付き研究予算増額 安保法制批判研究者に対して科研費を支給しないと恫喝

野党に対して・・・国民の敵と恫喝する

都合の悪くなったかっての仲間に対して・・・不当に勾留を続ける 籠池氏夫妻、そろそろ10か月勾留になるのではないか

国民に対して・・・Jアラートで頭を下げよと命令する 頭を下げさせるのはミサイルからの防護などではなく、政権への恭順の要求である

朝鮮半島の緊張を利用する安倍政権 無意味なJアラート訓練を続ける 

北朝鮮拉致問題は、政権の最重要課題であると、安倍首相は政権発足当時何度も言明していた。

ところが、安倍首相は何もしてこなかったことが、金正恩の言で明らかになった。

安倍首相は、拉致問題の働きかけを、「北京ルート」で行ってきたと言っているようだが、北朝鮮大使館宛にFAXを送り付ける程度のもので、直接交渉ではない。実質交渉を行った形跡がない。

要するに、安倍首相がこの問題を解決しようとは考えていなかったことが、金正恩によって図らずも暴露された。

安倍首相にとって、朝鮮半島の緊張は自らの権力を維持するうえで必須と考えている。だから、平昌オリンピック開会式に出かけて、文大統領に米韓合同演習を引き続き行えと圧力をかけたりしたのだ。

驚いたこと、ミサイルへの「避難訓練」Jアラートを、今年も続けて行うことにしたらしい。4回予定され、その予算は1.3億円だという。デタントのこの時期にミサイル訓練を行わせる意味は、国民に北朝鮮への敵視を続けるように強要しようと政権が考えいるということだ。あの訓練に意味はない。ミサイルが飛んで来たら、頭をかかえてしゃがみこんでも、身を守ることにはならない。ミサイルが飛んでくることのないように外交を行うのが政治の責務のはずだ。安倍政権は、それを放棄している。政権が、国民をしゃがみこませ頭を下げさせるのは、安倍政権・安倍首相に対してなのだ。

安倍首相・安倍政権は、北朝鮮問題の懸案事項解決のために、外交努力を行うことを放棄し、朝鮮半島の緊張を煽り、さらにそれを利用して、崩れかけている自らの権力基盤を固めようとしている。

このような人物が権力の座に居座り続けると、権力を維持するために、戦争を起こしかねない。きわめて危険な人物である。

以下、引用~~~

「なぜ日本は直接言ってこないのか」金委員長 拉致問題で発言
国内
2018年5月10日 木曜 午後3:56fnn prime

4月27日の南北首脳会談で、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長に日本人の拉致問題を提起した際、金委員長が「なぜ、日本は直接言ってこないのか」と語っていたことが、FNNの取材で明らかになった。

政府関係者によると、南北会談で文大統領から、日本が拉致問題の解決を求めていることを伝えると、金委員長は「韓国やアメリカなど、周りばかりが言ってきているが、なぜ日本は、直接言ってこないのか」と語ったという。

拉致問題に関する金委員長の発言が明らかになるのは、これが初めて。

この発言は韓国側から伝えられたもので、政府は、金委員長の発言の真意を慎重に見極めることにしている。

政府は、近く行われる見通しの米朝首脳会談のあと、年内の日朝首脳会談を目指して調整を本格化させる考えだが、金委員長の発言を受け、拉致問題についても水面下の交渉が進む可能性がある(ということもできるが、北朝鮮側に主導権を握られて、交渉では劣勢に立たされることが明らか;ブログ主)。

科学技術予算にかかわる出来レース 

出来レースがまたも発覚。

政府の関わる、大型の研究開発事業で、公募するはずの責任者を事前に各省庁が決めていた。

内閣府の責任者は、補正予算で決まったので、公募ができなかったという意味の言い訳をしている。が、「第二期」事業なのに、なぜ補正予算なのか。本予算の額を低く見せるためのカモフラージュだったのではないか。とすると、予算規模は報道されているよりもかなり大きい・・・財政規律が緩みっぱなしである可能性がある。

公募するはずが、事前に担当省庁で決めていたという構図は、入札にもよく見られる。それが予算の無駄遣いを生じさせている可能性がある。また、官僚が、関連学会・研究施設等に「恩を着せ」、将来の天下り先確保をするための可能性もある。

さらに、現在、科研費の使途等で政権側から、政権批判の研究者に不当な圧力が加わっていることも考えると、政権に近い研究者を優遇した人選だった可能性もある。安倍政権の「仲間資本主義」である。

このようなことをしていたら、日本という国の科学技術が伸びない。そして、無駄な予算が費やされる可能性が高い。国家予算の私物化である。

以下、引用~~~

公募研究、事前に「内定」応募仕込む
毎日新聞2018年5月8日 東京朝刊

 内閣府が今年度から5カ年で行う「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」第2期事業で、研究開発課題の責任者を公募したにもかかわらず、実際は事前に候補者を決め、各課題の詳しい内容を伝えていた。12課題のうち10課題で候補者がそのまま選ばれ、うち9課題は候補者1人しか応募がなかった。今年度だけで325億円、総額1500億円規模になるとみられる大型研究プロジェクトで、公募が形骸化していた実態が浮かんだ。【酒造唯、柳楽未来】